池田綱政が後楽園の築堤を開始したのは、すでに戦のない時代の1687年。綱政が目をつけたのは城に北側に広がる田畑。ここならば近くて安全な立地であると考えた。造園を任されたのは津田永忠。岡山藩の重心として日本初の庶民のためのは学校の旧閑谷学校の造営や治水や新田開発に尽力した偉人。造園開始前に土地の高さを4種類にわけた図面。津田永忠は、元々あった高低差や農業用の水路、田畑を最大限に利用。現在もその名残が。井田ではかつて家臣たちが耕した広い田畑があった歴史がありお田植え祭が行われる。永忠は木製の樋を制作し後楽園までの用城を地中に埋めた。これにより低湿地を避けて旭川の水を引き込んだ。園内一の広さをもつ沢の池には3つの島があり、後楽園は、水野表情が豊か。