今回は岡山県にある岡山後楽園を特集。山崎怜奈が巡る。

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偕楽園兼六園岡山後楽園岡山県水戸市（茨城）金沢市（石川）

オープニング映像。

岡山市にある岡山後楽園。岡山城の北に位置する庭園。今日の作品の岡山後楽園は敷地面積は14.4万平方メートル東京ドームおよそ3個分。岡山藩主の池田綱政によって造影された。気になるのは芝生の色。後楽園では毎年2月に芝焼きが行われる。

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芝焼きは害虫を駆除し、芽出しの時期を揃える。とても貴重な景色で、漆黒の大地となり、一月もすれば芝生は茶色に。後楽園は1年中、花が絶えることはない。

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岡山後楽園

庭園の中央のそびえる高さ6mの唯心山があり、庭園を一望できる。回遊式庭園の岡山後楽園は散策すれば様々な景色に出会う、歩いて楽しい庭園。見どころの一つは橋。

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唯心山岡山後楽園

岡山後楽園には同じ橋はなく、形や材質も違うので、わたり方も色々。2つ目は庭石。大立石は高さ7mあり、その大きさのために90以上のパーツに分割。そのあとい後楽園に運んで、組み立て直した。枯滝石組は、水を使わずに滝を表現する枯山水の手法。石によって景色にアクセントが生まれる。3つ目には風情ある建物。園内に点在し、その多くは休憩所として作られた。茅葺き屋根に木造平屋建てという質素な設え。これらは現在予約をすれば借りることができるという。寒翠細響軒は岡山城をみながら茶会を楽しめる4畳半。その3時間の利用料金は930円だが他の場所と比べ手狭のために安くなっている。得に春に人気。

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岡山後楽園は美しいのか？秘密は先憂後楽。

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岡山後楽園

岡山城は黒い姿から烏城とも呼ばれている。天守から後楽園が岡山城の眼科に作られたのには理由があった。

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岡山城岡山後楽園

池田綱政が後楽園の築堤を開始したのは、すでに戦のない時代の1687年。綱政が目をつけたのは城に北側に広がる田畑。ここならば近くて安全な立地であると考えた。造園を任されたのは津田永忠。岡山藩の重心として日本初の庶民のためのは学校の旧閑谷学校の造営や治水や新田開発に尽力した偉人。造園開始前に土地の高さを4種類にわけた図面。津田永忠は、元々あった高低差や農業用の水路、田畑を最大限に利用。現在もその名残が。井田ではかつて家臣たちが耕した広い田畑があった歴史がありお田植え祭が行われる。永忠は木製の樋を制作し後楽園までの用城を地中に埋めた。これにより低湿地を避けて旭川の水を引き込んだ。園内一の広さをもつ沢の池には3つの島があり、後楽園は、水野表情が豊か。

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川幅や深さ、川底の石、流れの湾曲などによって、多彩な水を景色を生み出す。曲水と呼ばれる芸術的な水の全長は640m。流店は一階に壁がなく、中を川が流れるという大胆は発想で建物と水が互いに慈しむよう。

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岡山後楽園流店

写真家の難波由城雄さんは30年にわたり後楽園の四季を撮り続けてきた。横の写真なのはパノラマの庭園だったという。1:3の広いサイズで撮影するとイメージにぴったりの写真になるという。

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岡山後楽園

岡山後楽園内にある延養亭は殿様が愛した景色を眺めることができる。手前に広がる、美しい庭園と、その奥にのぞむ操山。庭園の外の景観をいかす、借景という造園技法が用いられる。

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岡山後楽園延養亭操山

万城さんは殿様らはこの場所でぼーっとする時間を過ごしゆっくりすることを楽しんだと答えた。

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岡山後楽園

池田綱政は公家の文化に憧れた人。自らの手で書画を描いたが歌集やなどを嗜んでいた。そんな綱政が最も作りたかった能舞台を設えた。

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岡山後楽園池田綱政竹に虎図詠唱の間

能舞台では時には農民たちにも拝見が許され、池田綱政自身も能を舞うこともあったという。後楽園には招くことが出来ない人々もお招いてつながる場になっていた。彼らの美意識や教養を高めていったという。先憂後楽という、人より先に憂い、人より後に楽しむというのが綱政の心持ちでそれこそが国の形であると考えていた。

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岡山後楽園池田綱政詠唱の間

池田綱政が分け隔てなく後楽園に人を招いたことで、その人々は庭園を大事にした。今でもその美を保ち続けている。

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さざなみ茶屋岡山後楽園抹茶セット池田綱政

夜間特別開園では春の幻想庭園を開催する。

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岡山後楽園春の幻想庭園

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