金石港より中継。今から1時間ほど前に販売が始まり、県内外から多くの方が訪れている。今回は30店ほど出店していて、輪島塗などの工芸品や魚を加工したものなど輪島朝市ならではの商品が並んだ。輪島朝市はコロナ禍前には年間50~60万人が訪れる能登を代表する観光地であった。しかし元日の能登半島地震による火災で朝市通り一帯が焼失し、未だに復旧の目処が立っていないことから、金沢などに避難している組合員の有志が「出張輪島朝市」という形で開催を計画した。しかし、今回出店できたのは組合のうちのほんの僅かである。多くの方が商品自体を失い、生活基盤が整っていない中での出店となっている。今日午後からは朝市の商品をライブ配信で紹介し、オンラインで対話しながら販売するという取り組みも行われるという。天皇皇后両陛下の被災地訪問について市川アナは「地域住民はもちろん、元日からずっと災害対応にあたっている市の職員や消防の職員に励みになるという話を聞いた。今回出店した方は直接お会いすることは出来なかったが、改めて地元の状況を見てもらったことで輪島の復興に一歩進んでいけたらいい」などと話した。