来月22日の「春の園遊会」で、天皇皇后両陛下や皇族方が一列になって同じルートで招待客と歓談されるスタイルが、62年ぶりに変更されることになった。赤坂御苑で行われる園遊会では、招待者との歓談の際、天皇皇后両陛下が歩かれた同じ道筋をほかの皇族方が追随する形が62年前から取られてきた。しかし、同じエリアに人が集中してしまい、去年の「秋の園遊会」では暑さや長時間の場所取りで招待者5人が体調不良となった。このため、宮内庁は今年の「春の園遊会」では、両陛下と秋篠宮ご夫妻、そのほかの皇族方が歩かれる道筋を3つの方向に分け、分散して招待客の前を回れるよう変更すると発表した。両陛下は従来通り、秋篠宮ご夫妻や愛子さまと佳子さまは、それぞれ別の道筋を歩いて歓談される。