いわゆる年収103万円の壁の引き上げについて。3連休の半ば、文化勲章の親授式に出席した石破総理大臣。「あしたのジョー」で知られる漫画家ちばてつやさんら7人と並んで笑顔を見せていた。その石破内閣の支持率などについて、JNNの最新の世論調査が出た。石破内閣を指示できるという人は先月の調査から12.7ポイント下落して38.9%。支持できないという人は13.8ポイント上昇して57.3%だった。一方、与党が15年ぶりに過半数を割り込んだ衆議院選挙の結果を受け石破総理が辞任すべきかどうか聞いたところ、辞任すべきは21%、辞任する必要はないは71%と続投を容認する声が多く聞かれた。その石破政権の行方を左右しそうなのが年収103万円の壁の問題。年収103万円を超えると所得税がかかる“103万円の壁”がパート従業員らの働き控えを招いているとして178万円に引き上げると訴えている。そして多くの学生が、親にお願いされている。103万円を超えると扶養控除の対象から外れることに。例えば、父親の年収が500万円で母親が専業主婦、子供が学生のケース。その子供がアルバイトなどで年収が103万円を超えた場合扶養控除が受けられなくなり、約9万円の減税がなくなることになる。JNNの世論調査ではこの年収の壁を引き上げることに賛成と答えた人は66%反対は20%だった。期待が高まる103万円の壁の引き上げ。ただ、専門家は178万円に引き上げるだけでは根本的な解決にならないと指摘する。実は103万円の他に従業員51人以上の企業で年収106万円以上、50人以下の企業で130万円以上になると年金などの社会保険料の負担が発生する106万円、130万円の壁も存在する。年収が106万円、130万円に達すると社会保険料の負担によって手取りが減る可能性があるという。一方、石破総理は周囲に対し改革に意欲を見せている。与党と国民民主党は、今週中にも具体的な検討を始める見通し。
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URL: http://www.kunaicho.go.jp/about/shisetsu/kokyo/kokyo.html
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