東京・調布市にある歯科は、事業承継によりその灯を未来へつないだ。ここでは、障がい者歯科の診療も行っている。1年半前までは別の歯科医院だったが、「やなぎえデンタルクリニック」が事業を受け継いだ。現在の医院長は柳衛真紀子さんだ。7年前都内の歯科医で勤務していた柳衛さんは歯科医院の開院を試みたが予算の問題で断念。歯科医の開業には初期費用として約1億円が必要。一度は諦めたが5年後、開業の気持ちが再び芽生え、事業承継の存在を知る。食道がんを患っていた前医院長・目黒さんが開院していた目黒歯科医院を事業譲渡で受け継いだ。