2025年3月2日放送 16:00 - 16:55 テレビ東京

その灯を消すな!
「掘り出し物が見つかる」アウトレット家具店の承継に密着!

出演者
朝日奈央 児嶋一哉(アンジャッシュ) 伊藤暢人 
(その灯を消すな!)
84歳が経営する人情家具店を受け継ぐ

2024年12月、福井県福井市にあるワイツー家具は84歳の野上が運営している。ワイツー家具は地元では知る人ぞ知る穴場の家具店として知られており、全てアウトレットの家具を取り扱っていて、在庫処分品・展示品などをメーカーから仕入れて安く提供している。野上は福井の老舗高級家具店で長年仕入れを担当してきた経験から、ワイツー家具でも目利きのプロとしてオススメの品ばかりを揃えているなどと紹介した。創業から21年、野上は近年でワイツー家具を黒字経営に復活させたが、去年の夏に仕事中に意識を失い倒れ、それ以来体調がすぐれず、5年ほど前からも後継者を探していると伝えた。野上は数ヶ月前に息子に事業継承の意志があるか確認したが興味を示されず、第三者に事業を譲り渡す事業承継を行うことに決めていた。

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リーマン・ショックワイツー家具事業承継福井市(福井)

朝日は当番組は事業の灯を未来につなぐ事業承継を見つめていくなどと説明した。福井市にあるワイツー家具の事業承継について日経BPコンサルティングの取締役である伊藤は、家具小売業は難しく1991年から売上高が6割減しているなどと伝えた。

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ワイツー家具事業承継日経BPコンサルティング福井市(福井)

この日、野上はワイツー家具の事業継承する相手・江端と打ち合わせをしていた。江端は大手家具販売会社の元店長である50歳で、昨年夏に日本政策金融公庫のサイトでワイツー家具を知り、事業継承のために引っ越しもし、日本各地で店長経験があり、50歳独身を節目に経営者として挑戦することにしたなどと伝えた。江端は独立する際に事業継承を選んだのは野上から店の土地・建物、在庫、倉庫、トラックが譲渡されることが大きいなどと明かした。この日、野上と江端は株式譲渡契約書に調印し、事業継承手続きを行った。

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ワイツー家具事業承継日本政策金融公庫

2025年1月、江端はワイツー家具にて動き出しており、当たらな経営戦略として店の改装と展示の盛り付け変更を実施するのだなどと明かした。江端はリニューアルオープンは2月上旬であるとし、それまでは店舗の半分を改装し、もう半分で営業していた。2月10日、江端は改装工事が終えられず現在は店を閉じて改装工事に集中しているなどと明かした。この日、ワイツー家具に訪れた野上は江端の事業計画を確認し、新鮮さがあるため希望があるなどと告げた。ワイツー家具の事業系所について、朝日らは納得の事業継承であり業界内での経験者が受け継ぐのは安心感もあるなどと語った。ワイツー家具リニューアルオープン当日、店には多くの人々が訪れていた。

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ワイツー家具

2月22日、ワイツー家具リニューアルオープン当日を迎え、店には多くの人々が訪れていた。江端は常連客たちからも褒められ、ワイツー家具はその灯を灯し続けていくのだと伝えた。

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ワイツー家具
M&Aで広告業界に新たな風を吹き込む!

AM5:00、洋服の青山 鳩ヶ谷店では多くのスタッフのもとでチョコレートプラネットの松尾駿が出演するCM撮影が行われていた。華やかなCMの世界であるが大きな変革を迫られていた。広告業界を取り巻く環境は激変し、大手企業への寡占・人材不足・資本不足と中小の制作会社は新たな局面を迎えていた。東京都・港区のCM制作会社「キラメキ」の石井社長は2004年に創業し、現在従業員は16人であり、社員の殆どがバイリンガルであることを武器に国内外の企業CMをプロデュースしている。キラメキはセイコーウオッチのCMを依頼され、石井がプロデューサーを務めてロサンゼルスで撮影を行った。石井はCMで席を立つ人が多いため2秒で心をつかむ必要があるなどと語った。この日、石井が担当した新CMの管制が間近となり、ロックンロール・ジャパンの湯川プロデューサーらと打ち合わせを行っていた。湯川は2009年にカンヌ国際広告祭で金賞を受賞しており、石井とは長年業界を共にしてきた盟友でもある。この日、新CMのクライアントチェックを受けた石井は今回は短時間で終わったほうだと明かした。テレビ・ラジオのCM制作費、新聞・雑誌の広告掲載料では年間7兆円の広告費が動いており、かつてはテレビCMが主軸であったが現在はネット・SNSメディアが中心となっている。石井は26歳で広告業界に入り、31歳でプロデューサーに昇進すると日韓ワールドカップの終わりが影響して勤務先の制作会社に影響が発生し大量のリストラが行われ、石井もそのうちの一人になってしまった。石井はかつての上司の言葉をヒントに2004年にキラメキを創業したなどと伝えた。安室奈美恵出演CMなどを手掛け成功したことでCM制作会社として確固たる地位を確立。しかしコロナ禍で売上が大幅にダウン。その時相談したのがロックンロール・ジャパンの湯川篤毅だった。ここから広告業界を揺るがす前代未聞のM&Aプロジェクトが始まった。

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2002 FIFAワールドカップカンヌ国際広告祭キラメキセイコーウオッチロサンゼルス(アメリカ)ロックンロール・ジャパン松尾駿洋服の青山 鳩ヶ谷駅前店港区(東京)

今回は、東京・港区のCM制作会社「キラメキ」の事業承継の事例を紹介する。現在の広告業界はインターネットやSNSが主流だという。

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M&Aキラメキ港区(東京)

CM制作会社「キラメキ」とのM&Aを希望したのは、投資ファンド「エンデバー・ユナイテッド」。執行役員・前野さんは、CM制作会社を投資対象にした理由について「エッジ」を持つ会社が多くあるとする。エッジとは、個性豊かな会社が持つ強い特性のこと。これを連合体として集約すれば多くの強みを持ったグループ会社にできるという。持ち株会社を管理するのは、委託された潮さんだ。このグループ化構想に賛同したホワイトブリーフ、ロックンロール・ジャパン、キラメキ、ゴールドキャストの4社が持ち株会社にグループ入りし、グループ会社を作ることになった。「業界の常識に捕らわれない」のが連合体の形。キラメキの石井社長らが構想するのは、持ち株会社が予算の分配や利益の管理を行うフラットな関係だ。これによって予算を減らすことなくCM制作費に当てられるという。2024年11月に成約式が行われ、仲介会社の仕切りで株を譲渡した対価が支払われた。さらに、ファンドという大きな後ろ盾を得た連合体は、新たに生成AI会社を立ち上げ、PR会社などとも協議中だという。2024年12月には、グループ化した会社の交流会が行われ、持ち株会社の社名が「多角形」になることが発表された。

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GOLD CASTM&AM&Aキャピタルパートナーズエンデバー・ユナイテッドキラメキホワイトブリーフロックンロール・ジャパン人工知能多角形港区(東京)

VTRを振り返ってトーク。伊藤暢人さんは「核になっているのが投資ファンド」と言及。2024年、投資ファンドが買い手となった件数は1098件で過去最高となった。伊藤さんは「資金繰りをあまり考えなくてよくなる」「自分がやりたいことに専念できる」とメリットを挙げ、このパターンのM&Aが増えるだろうという見解を示した。

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GOLD CASTM&Aエンデバー・ユナイテッドキラメキホワイトブリーフレコフデータロックンロール・ジャパン人工知能
消えゆく街の歯医者さんを受け継ぐ

東京・調布市にある歯科は、事業承継によりその灯を未来へつないだ。ここでは、障がい者歯科の診療も行っている。1年半前までは別の歯科医院だったが、「やなぎえデンタルクリニック」が事業を受け継いだ。現在の医院長は柳衛真紀子さんだ。7年前都内の歯科医で勤務していた柳衛さんは歯科医院の開院を試みたが予算の問題で断念。歯科医の開業には初期費用として約1億円が必要。一度は諦めたが5年後、開業の気持ちが再び芽生え、事業承継の存在を知る。食道がんを患っていた前医院長・目黒さんが開院していた目黒歯科医院を事業譲渡で受け継いだ。

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やなぎえデンタルクリニック目黒歯科医院調布市(東京)

やなぎえデンタルクリニック医院長の柳衛さんは事業継承でレントゲンなどの医療機器を譲り受けたが、中でも目黒歯科医院時代のカルテを一番大切にしているという。柳衛さんは「カルテがあることで患者さんの病歴や治療歴を把握でき、患者さんの希望に沿った適切な医療を提案できる」など話した。その後体調が回復した目黒さんも復帰し、週2回勤務医として働いている。

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やなぎえデンタルクリニック目黒歯科医院

柳衛さんは事業継承してくれた目黒さんについて「治療法だけでなく、人としての部分も学ばせてもらっている」など話した。

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