由紀穂さんは直腸がんだった。精密検査の結果が出るまで悩んでいる由紀穂さんに有輝さんは「たとえどんな事があっても俺は生涯、由紀穂と居続けます」と言った。直腸摘出手術の1週間前、由紀穂さんは有輝さんの両親に挨拶に行った。有輝さんの母親も命に関わる病気にかかったことがあった。子宮外妊娠によって卵管が破裂、自然妊娠は不可能だとわかり、5年間の不妊治療の末、体外受精で有輝さんは生まれた。手術は成功、ことし7月には抗がん剤治療が終了し現在は経過観察。半年後には妊活も可能と診断された。披露宴で由紀穂さんから両親への感謝の手紙が読まれた。