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「相馬盆唄」 のテレビ露出情報

作業が突如として中止した後、国は今野氏らに知らせることなく、解体作業を進めていた。母屋の解体作業は見届けたいという邦彦氏の要望は叶えられなかった。23年7月、TUFは一連の経緯を放送したところ、環境省は「今後、同じことがないよう住民の意向を最大限尊重する」と謝罪の意向を示した。邦彦氏は今後、自分と同じような思いをする人がでてほしくないと望む。長姉の生子さんは「一人一人、一軒一軒の折り合いをつけさせてほしいと思う」などと語った。四女の道子さんは「建物はなくなったけれど、生きた人の生き様、大切にしてきたもの、温かな心は忘れられない。いつも私の心にあります」などと話す。23年3月、津島地区の一部で避難指示が解除され、復興団地に次女の晶子さんが帰った。
23年夏、邦彦氏は自宅の跡地を再訪した。次に来る時は草取りをしようと決め、「家屋解体したって、所有者は管理しているんだというところを見せたい。こういうことを起こした人たちに」と語った。今、避難先である桑折町で町内会の役員を務め、原発事故の後、初めて盆踊りに参加した。準備を進めるなか、原発事故で奪われた盆踊りを求めている自分に気付かされたといい、「両親は相馬盆歌を聴かずに逝きました。届いているんじゃないですかね。息子が一生懸命、聴いていますから」と吐露した。9月、自宅の跡地で草刈りをする邦彦氏の姿があった。

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