北海道在住の写真家が捉えたのは“メタボ”と表現されるオスのヒグマ。ことしは設置したカメラに頻繁に映っているという。このヒグマについて専門家は「だいぶ太っている。300kgを超え場合によっては400kg近い」と話す。北海道ではこの秋、極端に痩せ細ったヒグマも目撃されている。専門家も注目する二極化。さらに今後都市型クマが増える恐れもある。けさ秋田県大仙市の空き家にクマが出没。きのうも同じ場所でクマが目撃されている。空き家にできたハチの巣が目当てとみられる。その1時間前には、同市の別の場所にもクマが出没。ネコにエサをあげていた男性がクマと揉み合いにあった。男性は病院に搬送されたが、会話ができる状態だという。岩手県でも男性がイノシシ用のワナを確認しにいったところ、ワナにかかったクマに襲われた。男性は顔や背中を負傷した。北海道興部町の周辺では、ヒグマの目撃件数が急増し、過去5年で最多となっている。写真家・黒澤徹也さんは、ヒグマの生態を調べるために自宅周辺に複数のカメラを設置している。この秋親子グマを見なくなったというが、その代わりに“メタボ”グマをよく見るようになったという。