衆議院選挙に合わせて最高裁判所の裁判官を信任するかどうかを審査する国民審査も行われる。その裁判官が職責にふさわしいのか国民がチェックするため。今回の対象は6人(尾島明氏、宮川美津子氏、今崎幸彦氏、平木正洋氏、石兼公博氏、中村慎氏)。ただ、街では「分からない」「だいたい〇つける」など声も。投票の際の注意点。国民審査の投票用紙に書くことができるのは「×」だけ。「×」を書き込むと信任しなかったことになり、何も書かなければ信任したことになる。「○」など「×」以外のものを書くと投票そのものが無効になる。有効投票の過半数が「×」だった裁判官は罷免されるが、これまで罷免された裁判官は1人もいない。国民審査の情報は各世帯に配られる審査公報のほかNHKの特設サイトでも見られる。審査対象の6人のプロフィールや主な裁判での判断などを掲載している。