愛媛と高知で震度6弱を観測した地震から4日目。被災地では復旧作業が本格化している。崩れた石垣を地元住民らが手作業で修復している。震度6弱の揺れが観測された愛媛・愛南町の外泊地区は、風よけのため江戸後期から石垣が築かれていて、石垣の里として観光名所にもなっているが、今回の地震で10か所ほどが崩れた。今日から石垣の復旧作業が始まり、地元の住民やボランティアの大学生らが崩れた石を拾い集めたり、不安定な石をロープに結びつけ取り出したりしていった。石積みの技術を持つ地元の職人から指導を受けながら集めた石を再び積み上げ隙間に小さな石を入れて金づちでたたくなどして埋め込んでいった。地区長・吉田幸稔は「ふるさとの風景として、後世にずっと伝えていけたらいい」と語った。復復作業は来月中旬までかかる見通し。
震度6弱を観測した高知・宿毛市では屋根にブルーシートがかけられた住宅があちらこちらで見られた。午前中は曇りの天気で、住民たちは割れた瓦を手作業で取り除くなど応急作業に追われた。重なった河原が強い余震や雨で滑り落ちる危険性がある住宅での作業には大型クレーンも出動。雨が降る前に済ませようと急ピッチで作業を進めていた。震度5強以上を観測した宿毛市と愛媛・愛南町、宇和島市では大雨警報や注意報、土砂災害警戒情報の発表基準が通常の7割から8割に引き下げられている。来週にかけて雨の日が多くなる見込みで、気象台は「地盤が緩んでいる可能性が高く山沿いや急斜面の近くに住む人は雨は十分注意を」と呼びかけている。
震度6弱を観測した高知・宿毛市では屋根にブルーシートがかけられた住宅があちらこちらで見られた。午前中は曇りの天気で、住民たちは割れた瓦を手作業で取り除くなど応急作業に追われた。重なった河原が強い余震や雨で滑り落ちる危険性がある住宅での作業には大型クレーンも出動。雨が降る前に済ませようと急ピッチで作業を進めていた。震度5強以上を観測した宿毛市と愛媛・愛南町、宇和島市では大雨警報や注意報、土砂災害警戒情報の発表基準が通常の7割から8割に引き下げられている。来週にかけて雨の日が多くなる見込みで、気象台は「地盤が緩んでいる可能性が高く山沿いや急斜面の近くに住む人は雨は十分注意を」と呼びかけている。
住所: 愛媛県愛南町外泊
URL: http://www.town.ainan.ehime.jp/
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