日本時間のきのう午後1時すぎに発動したばかりの相互関税。トランプ大統領はSNSで報復措置をとっていない国に対し、相互関税の「上乗せ分」を90日間一時停止することを認めると発表。全世界が対象の10%の一律関税は維持するとしている。発動からわずか13時間あまりでの一時停止の表明は、トランプ政権で通商政策を担当する高官にとっても想定外だった。相互関税を一時停止した理由について、トランプ大統領は金融市場の動きが判断材料になったことを認めた。9日のニューヨーク株式市場では、相互関税の一時停止が伝わるとダウ平均株価が急反発。2962ドルの値上がりで取引を終え、4万ドル台を回復した。値上がり幅は史上最大。