石垣市では毎年5月15日に合わせて、市民団体や労働組合が平和行進を行っていて基地のない沖縄の実現を訴えている。ことしは50人余りが集まり市街地中心部の新栄公園をスタートとゴールに市街地を回る、およそ9.4キロを歩いた。沖縄県内には、本土復帰から52年たった今も、全国のおよそ7割の米軍専用施設が集中し、復帰当時、県民が少なくとも本土並みにと願った基地の縮小は実現していない。去年3月に国が南西諸島の防衛態勢の強化の一環として、石垣島に陸上自衛隊の駐屯地を開設していて、参加者はミサイル部隊の配備反対などを呼びかけていた。