皇居での認証式を経て、石破内閣が発足した。石破総理は「謙虚で誠実で温かい政治を行ってまいります。この内閣は『納得と共感内閣』というふうに考えており、国民のための政治、何よりも第一に国民の皆様方に納得していただき、共感していただける。共感と納得の政治を真っすぐ進めてまいります」と述べた。石破総理はまた、今月9日に衆議院を解散し、衆議院選挙を15日公示、27日投開票の日程で行うことを表明した。石破総理は「この内閣をご信任いただけるか、あるいはほかの選択があるのか、それを主権者たる国民の皆様方に問うのが私は大義だと思っております」と述べた。総理に就任する前は解散する前に野党と十分に議論する考えを示していたのに、短い期間での解散に方針を変えたことについては、「早く信を問うべきだということと国民に判断いただける材料をきちんと提供するということに努めているところだ」と釈明した。また、衆議院選挙で、いわゆる裏金議員を公認するかについては「選挙区でどれくらいの支持をいただいているのかをきちんと把握しながら決定していく」と述べるにとどめた。一方、岸田政権の経済政策を引き継ぐ考えを示した上で、低所得者世帯向けの給付金など物価高への緊急対策を実施することを表明した。日米地位協定については「改定が日米同盟を強化することにつながると思っている」と改めて主張した。