ASEAN・東南アジア諸国連合関連の首脳会議に参加するためラオスを訪問中の石破総理は中国の李強首相と会談し、両国の間の課題や懸案などについて意見を交わした。外務省によるとこの中で石破総理は今年に入り蘇州や深センで起きた日本人学校の児童などが死傷した事件について、一刻も早い事実解明と説明などを強く求めた。ただ中国側は個別案件とする従来通りの発言をしたという。一方、二国間関係では両首脳は日中ハイレベル経済対話なども活用して具体的な協力の進展を図っていくことで一致し、李首相は現在の中日関係は改善と発展の重要な段階にあると述べ、両国関係を重視する姿勢を強調している。