1年を振り返る新語流行語大賞。今年、話題となった30の言葉がノミネートされていたが、きょう大賞を含めたトップ10が発表された。年間大賞に選ばれたのは阿部サダヲ主演のテレビドラマ「不適切にもほどがある!」を略した「ふてほど」。エンタメ界からは今年話題になったCreepy Nutsのヒット曲「Bling‐Bang‐Bang‐Born」。曲に合わせたダンスが大流行。子供から大人までSNSにダンス動画を投稿する人が続出した。スポーツ界からはドジャースの大谷翔平選手が成し遂げた1シーズンに50本塁打50盗塁を達成する偉業50‐50がトップ10入り。パリオリンピックパラリンピックからは陸上競技女子やり投げで金メダルに輝いた北口榛花選手。「名言が残せなかった」という言葉がそのまま流行語に。流行語は今年相次いだ凶悪事件からも。SNSを通じ強盗の実行犯などを募集する闇バイト。その際、犯罪ではないと思わせるために使われている言葉が「ホワイト案件」。その誘いに乗り、多くの人が人生を台無しにした。この問題を巡っては警察庁が異例の呼びかけを行っている。政治からは自民党の派閥のパーティー券を巡る「裏金問題」が。逆風は収まらず与党は衆議院で過半数割れに追い込まれるなどこの言葉によって日本の政治が大きく動く事態になった。そして、20年ぶりにリニューアルされた「新紙幣」も今年の顔に。授賞式には新一万円札の顔渋沢栄一の出身地、深谷の小島進市長が登壇した。