石破総理大臣はことし最初の外国訪問として、マレーシアとインドネシアを訪れ、それぞれ首脳会談を行った。マレーシアでは、中国も念頭に法の支配に基づく自由で開かれた国際秩序の維持強化に向けて緊密に連携していくことで一致し、インドネシアでは、安全保障分野での協力を進めるため、高速警備艇を供与することなどで合意した。また、“米国・トランプ次期大統領と就任後できるだけ早期に会談し、日米両国がインド太平洋地域の平和と安定に向けて、ともに努力することが重要との認識を共有したい”という考えを示した。一連の日程を終え、石破総理大臣は、日本時間のきょう午前1時前、政府専用機で羽田空港に到着し、帰国した。今後の外交では、トランプ氏との会談時期が焦点となり、通常国会での新年度予算案の審議日程なども踏まえながら調整が行われる見通し。