アラスカ産の液化天然ガスLNGの開発について。トランプ大統領は就任初日“アラスカ州でLNG開発”、“太平洋地域の同盟国に販売・輸出する”と大統領令に署名。日本が輸入することでアメリカの貿易赤字を削減できると強調した。石破首相もエネルギー安全保障の強化に向け協力していくことを確認したとしている。トランプ政権はこの巨大プロジェクトに出資などの協力を求めている。LNG基地の建設予定地には広大な更地が広がる。アラスカ州LNG開発プロジェクトでは州北部で開発した天然ガスを南部の港までパイプラインで送るもので来年から建設工事をスタートさせ2031年〜32年に出荷開始の計画。アラスカは以前も日本にLNGを輸出してきた。しかし既存のガス田の生産が減少し、新たな開発が必要になっていた。2010年代半ば以降は、技術革新による「シェール革命」で生産量を飛躍的に拡大させたテキサス州などは、日本への主要な輸出元に。日本もこうしたLNG施設に巨額の投資を行ってきた。アラスカでは地元経済や雇用への効果も期待されている。再開発事業では、客室250のホテルを新たに建設し商業施設の改修などを予定している。ダニエル・ヤーギン氏はアラスカでの計画は日本にとってもメリットが大きいと話す。