全長284m、満載排水量6万5000トンのイギリス海軍の最新鋭空母「プリンス・オブ・ウェールズ」は戦闘機やヘリコプター40機以上の搭載が可能。23日には石破総理が横須賀のアメリカ海軍基地に寄港中の「プリンス・オブ・ウェールズ」を視察した。また、海上自衛隊横須賀基地では事実上の空母化に向け甲板が改修された最大規模の護衛艦「かが」にも乗艦し、哨戒ヘリコプターに試乗した。イギリス空母「プリンス・オブ・ウェールズ」は横須賀を出港し、東京国際クルーズまでの間、一部艦内が日本のメディアに公開された。最初に取材が許されたのは飛行管制センター。イギリス海軍・チャドラーズ中佐は「戦闘機でもヘリコプターでも航空管制はすべてここで実施している」と説明。甲板上にはF-35Bステルス戦闘機、ワイルドキャットと呼ばれる小型の対潜ヘリがあり、機関銃には実弾が装填済み。艦内にはコンビニのような売り場があり、ブロックのおもちゃも売られていた。また、トレーニングジムや将校クラスが利用できるバー、将校向けのテレビ室では皆でサッカーの試合を見て楽しんでいるという。ここで記者たちに紅茶とクッキーが振る舞われた。食事は自由に選べるビュッフェスタイル。乗組員1600人の胃袋を支えている調理師は「毎週1週間分のメニューを公開していて、どの日にどんなメニューか分かるようになっている。それぞれの行事にそれぞれのメニューを用意している」と話した。記者はビュッフェスタイルのハンバーガーを食べ、「トマト味のチキンステーキ、サツマイモみたいなものを食べたが非常にお腹がいっぱい」と話した。
