フィリピン残留日本人は戦前や戦時中、フィリピンに渡った日本人の男性と現地の女性との間で生まれ父親が戦死したりして現地に取り残された子どもたちで、その数は少なくとも3,815人に上り、多くは無国籍で戦後を生きてきた。子どもたちの多くは戦時中の混乱で証明書が残っていないなど国籍取得がかなわず、フィリピン国籍も取得できないまま放置されてきた。中国残留邦人については「特別支援法」を制定し日本への帰国などを進めてきたが、フィリピン残留日本人へは十分な支援を行ってこなかった。日本のNPOが父親名が記された出生証明書などを日本の家庭裁判所に提出し、329人が日本国籍を取得してきた。今存命の約50人の国籍取得を求め続けている。去年、政府は「一日も早い国籍取得に取り組む」として期待が高まったが4人の国籍取得の申し立ては退けられた。
