ことし7月、大阪・東住吉区の唐揚げ店で無職の男(59)が来店し店に「きのう砂ずりの唐揚げを購入したが入っていなかった」と代金720円の返金を要求した。しかし購入時のレシートがなかったため店は支払いを拒否した。さらにお店の防犯カメラを確認すると男が購入したという日に砂ずりの唐揚げは販売していなかった。また男が来店した形跡もなかった。店は警察に被害を相談し、きのうまでに詐欺未遂の疑いで男を逮捕した。逮捕容疑は7~9月、東住吉区の飲食店2店舗で実際には唐揚げを購入していないのに店から購入代金として金をだまし取ろうとした疑 い。動機について男は「出会い系サイトに課金するため数百件やった」と容疑を認めている。近くの飲食店でも同様の被害があり、男が関与したとみて調べている。佐々木さんは「男の手口としては何度か成功していると思う。成功体験をほかの店でやればまたお金を騙し取れるだろうということで被害店舗を増やしていったということだと思う。少額でもお店がきちんとした対応をすることが犯罪を防ぐうえでは大切。」などと述べた。