10月中旬だが異例の残暑となっている。関東、東海、西日本で異例の暑さが続いている。きのうの最高気温は鳥取27.3℃、熊本32.1℃、東京26.4℃。東京の気温を紹介(12日〜きょう)。10月中旬以降の5日連続夏日は1951年以来73年ぶり。猛暑が紅葉にも影響を与えている。鳥取・大山のブナの原生林の紅葉の見頃は10月下旬〜11月上旬。日本山岳ガイド協会登山ガイド・久保昌之氏によると「過去になり猛暑の影響で水分が葉に行き届かず、例年になく葉の傷みが多少ある。紅葉前に落ちてしまう葉もあり見頃の期間が短くなる可能性もある。これから寒暖差が大きくなるので鮮やかな紅葉に期待」。連日の暑さで都内でも異変が起きている。東京・世田谷区「砧公園」では季節外れの桜(ソメイヨシノ)が開花。樹木医・和田博幸氏によると「秋の間は通常、葉から送られる食物ホルモンでにより開花が抑えられるが夏の猛暑の影響で葉が早く落ちてしまい一部のつぼみの膨らみが抑えられなかった。さらに先週、気温が低下しその後、夏日になったことでつぼみが貼るになったと勘違いして一部が咲いてしまった」という。
住所: 東京都世田谷区砧公園1-1