東京都知事選挙は開票が終了した。自民党、公明党などが自主的に支援した現職の小池百合子氏が、広島県安芸高田の元市長・石丸伸二氏、立憲民主党、共産党、社民党が支援した元参議院議員の蓮舫氏らを抑え、3回目の当選を果たした。東京都知事選挙には過去最多の56人が立候補した。投票率は60.62%で、前回4年前の選挙より5.62ポイント高くなった。平成以降では2番目に高くなった。小池氏は兵庫県出身で71歳。民放のニュースキャスターなどを経て、1992年の参議院選挙に当時の日本新党から立候補して初当選した。その後、衆議院議員に転じて8回連続当選し、防衛大臣などを歴任した後、8年前、2016年の都知事選挙で初当選し2期務めてきた。選挙戦で小池氏はこれまでの都政運営の実績をアピールするとともに少子化対策として都が行っている保育料無償化の対象拡大などを訴えた。