福岡市のライフサポート・早良直葬センターでは「直葬プラン」を中心に少ない人数での葬儀を扱う。ライフサポート・作田代表は「月刊30組ぐらいのご依頼をいただいているが、当社では6割ぐらいが直葬を選択」と話す。今多くの人が参列する所謂一般葬は減り、ごく身近な人だけで執り行う家族葬、一日葬、直葬の割合が増えている。別れを惜しむ方法も多様化。先月から埼玉県の葬儀会社が始めたAI故人サービス「Revibot」は、故人の動画から話し方や雰囲気をAIが学習させて亡くなった人が話しているかのように参列者に語りかける。葬儀会社とは別に新しい葬儀の形に取り組むお坊さんもいる。移動式の葬儀車の車内には棺や焼香台が設置されお葬式ができるようになっている。老人ホームでデモ葬儀が行われた。西楽寺・葬儀会社「清浄」阿部俊之さんは「ご本堂を模したものになる。真ん中に阿弥陀様を安置している。職員が時間の合間をみて焼香できる」と説明した。阿部さんは葬儀会社を自ら立ち上げ、3年前から移動式の葬儀を行っている。主に身よりのない人が対象。福岡県にある祖聖大寺の加藤副住職はお葬式の出張サービスを行っている。HPにはお布施の料金を明示。調査ではお葬式で重要視する点として、価格の明瞭さや見積書・請求書の提示が上位にランクインしている。お布施の支払い方法としてクレジットカードやQRコードでの決済を受け付けている。若い世代をはじめとする寺離れを食い止めるためにはお寺の方も変わる必要があると考えている。加藤副住職は「お葬式がまたやりたいという人が増えていくような形を作らなければいけない」と語った。
住所: 福岡県糟屋郡篠栗町大字篠栗84
URL: http://sasaguri85.com/
URL: http://sasaguri85.com/