「仲よくなると『おそろい』にしたくなるのはまだ仲よくないから」について、明星大学の藤井教授が解説。お揃いにする行為は「私たち仲良しだよね」ということを視覚的に確かめ合っている状態。そもそも仲よしとは何か。アメリカの心理学者であるバーナード・マインスタインは人が仲よくなっていく過程をお互いが求め合う要素である「刺激」「価値観」「役割」の3段階で分類している。仲よしの初期段階で相手に求めるものは「刺激」、さらに仲よくなってくると相手に求めるのが「価値観」、仲よしの最終形が求め合うのは「役割」。相手を理解して足りない部分を補い合う、それが真の仲よしと提唱している。人には不安遺伝子があり、特に日本人は不安遺伝子保有率が高いそう。そのため、お揃いにして不安を解消したがる面もあるという。