日本一を目指す白バイ特練員たちの合宿訓練。3日目には選手選考に関わる記録会が実施される。モトクロスの訓練中に両手を怪我し、訓練に打ち込んできた釣谷さん。この合宿も並々ならぬ思いで臨んでいた。合宿初日。いかに早くゴールできるか競う。釣谷さんは後輩たちにタイムで負けてしまった。練習再開も釣谷さんの姿がない。チーム総出で捜索。釣谷さんは物陰の奥で凹んでいた。この日はチーム訓練に姿を現さなかった。合宿2日目。雨の日も訓練。釣谷さんは気持ちを切り替え戻ってきた。きのう、個別に近藤コーチにお願いし、マンツーマン訓練を行っていた。近藤コーチから励ましの言葉をもらい、自分の中に響いたという。しかし気持ちだけで上達するほど甘くはない。障害物を乗り越えるトライアル競技の訓練では思うような走りができず。一方で調子を上げていくのが釣谷さんの1年後輩の岸本さん。3つしかない選手枠をかけて先輩・釣谷さんをライバル視。記録会当日。最初はバランス技術を競う競技。岸本さんはパイロン接触こそあったものの大きなミスはなく選手選考にアピール。釣谷さんはミスが無かったもののタイムで差が出てしまった。続いてはオフロード。まずは速さを競うモトクロス。まずは岸本さん。タイヤがはまり転倒。さらにゴール目前で足をついたため減速してしまった。続いて釣谷さん。目立つミスなし。最後は障害物を乗り越えるトライアル。全6コース。釣谷さんはコースアウトにより失格し、その後もミス連発。一方で岸本さんは得意競技だけであり、大きなミスなく順調に完走。記録会終了。2人とも上位に食い込むことができたが、改めて課題が浮き彫りになった一同。その後も合宿や記録会を重ね、突然の出場選手発表。心の準備もできていなかった特練員たちに緊張が走る。
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