令和3年産の古古古米の随意契約の申請の受付が始まった。令和4年さんの古古米は、各社で販売を急ぐ動きが広がっていて、一部ではあすから店頭に並ぶ見通し。小泉農林水産大臣が訪れたのは神奈川県内の備蓄米の倉庫。令和3年産の古古古米などの保管状況を視察した。小泉農相は、随意契約の形も動きを見て柔軟に考えていければ、などと語っていた。随意契約による備蓄米の受け渡しは、きょうから申請のメールでの受付が始まった。対象となるのは令和3年産の8万トン。小泉農相は、店頭での価格について、5キロ税抜き1800円程度ではと述べている。札幌市北区のコメ販売店の松岡活廣社長は、令和3年産の備蓄米10トンを申請した。またコンビニ大手3社もそれぞれ申請した。3社は当初、大手の小売業者対象の備蓄米を申請するも販売条件を満たさず受理されていなかった。一方、購入申請をしないときめた販売店の店主、鈴木幸雄さんは、「古・古・古 古が3つ付くコメ 70年業界にいるがそういうコメは扱ったことがない ちょっと不安」と話した。小泉大臣は全国銀行協会の半沢淳一会長と面会。小売業者の資金繰りなどへの配慮を要請した。
今日は令和4年産の古古米について、イオンが明後日から都内で販売を開始すると発表すると、アイリスオーヤマは店頭販売を前倒ししてあすからに変更し、宮城・千葉の店舗ではあす午前9時から販売するという。イトーヨーカ堂もあすから東京・大田区の店舗で販売を始めることを発表。
古いコメを炊くときなどのポイントは？五ツ星お米マイスターの資格を持つ本橋茂さんは、パサツキ対策として水の吸収を良くするため、コメをといだあと冷蔵庫にいれることを勧めている。においを抑える工夫は、炊きあがったあと湯気を飛ばすことだとしている。炊く前に日本酒を少し加えるのも良いのではと話している。