種子島や屋久島に非常に強い台風10号が接近中。離れた場所にも大雨をもたらすおそれがある。都市部を襲う冠水は、大混乱を招く。先週、気象庁が港区に記録的短時間大雨情報を発表。新宿ではマンホールから水が噴き出し、駅の構内では雨漏りが発生。山手線が一時運転を見合わせた。都内では19年前に杉並区で1時間に100ミリを超す大雨が降って善福寺川が氾濫し、7000世帯以上が停電した。こうした事態への対策として東京都は、河川の氾濫を防ぐための施設「神田川環状七号線地下調節池」をつくった。将来的には1時間75ミリの雨まで対応できるようにするという。