オープニング。今後30年以内に80%以上の確率で起きるとされる南海トラフ巨大地震。今年3月国の被害想定が全面的に見直された。最大でマグニチュード9クラス。震度7を静岡県から宮崎県にかけて10県で想定。津波は関東から九州にかけて13都県で10m以上。中には30mを超えるところも。死者は最大で29万8000人。前回10年ほど前の想定よりわずかな減少にとどまった。さらに今回の想定では災害関連死を初めて推計。最悪の場合5万2000人に及ぶ。明日を守るナビでは何回トラフ巨大地震を2回にわたって特集。今回はどんな被害が予測されているのか。国の作業部会の主査をつとめた福和伸夫さんが新しい被害想定を徹底的に解説。