台湾当局が東京電力福島第一原発の事故を受けた茨城産などの食料の輸入規制を緩和すると発表したことを受け、茨城・古河市のしいたけ農家は需要が高まることに期待を寄せている。台湾の日本産食品の輸入規制はおととし2月に大幅に緩和されていたが、福島、茨城、栃木・群馬、千葉県産の野生鳥獣の肉やキノコ類などの輸入停止は続いていた。13年前に生しいたけの輸出を始めるために準備を進めていたところ原発事故が発生し事業が頓挫していた男性は「生産者だけではクリアできない課題も残っているが、希望の光が増えることは間違いない」と述べた。