中日の福敬登投手は長い髪でワイルドなイメージがあるが、今回取り組んだのはヘアドネーション。病気などで神を失った人たちが医療用のウィッグを付けられるよう髪の毛を寄付を行った。3年あまり伸ばしていた髪の長さは方に届くまでに。2021年のオフからヘアドネーションの活動に取り組み始めたが、きっかけはシーズンオフに参加した小児がん患者との交流会。がんと闘いながら一生懸命に生きる子どもたちの助けになりたいと髪を伸ばし始めたという。さらに福投手は投げる姿でも病と闘う人たちを勇気づけている。髪を伸ばし始めた頃に、国指定の難病の黄色じん帯骨化症と診断された。手術をした今も時折脚のしびれを感じるという。それでも前向きにマウンドに立つ姿を見せることで同じ用に苦しむ人の姿の支えになればと感じている。またチームメイトにも社会福祉の活動に興味を持ってほしいと考えている。この日、プロとしてまだ誰かを支援する立場にないという若手に声をかけた。特別な支援でもなくていいと、その支援がこれからも福投手を突き動かす。