上野焼の若手の陶芸家を取材。守窯の熊谷眞春さん(29)は、福岡・福智町にある20の窯元で最年少の陶芸家だが、これまでになかった作品で幅広い世代から注目されている。カエルの一輪挿しや、羊のカップなど生き物の皮膚や毛並みを多彩な色で表現している。元々もの物作りが好きだった熊谷さんは、大学を卒業後、父親の守さんに弟子入りした。これまデニ制作した作品の数は500作品を超えた。熊谷眞春さんは「小さい子から年輩の方まで、生き物って好きな方が多いので」等と話していた。熊谷さんの春の新作はシーラカンス カップ。守窯の熊谷守さんは「よく作るなって思います 一つのものをこうすると根気強いし丁寧ですから良いことだと思います」と話していた。先月29日に開催された上野焼 春の陶器まつりでは、シーラカンスを始めとする生き物をテーマにした作品が守窯に並べられた。熊谷眞春さんは、自分の作品をきっかけに(上野焼を)幅広い世代に知っていただければ、などと話していた。