ポスト岸田に最初に名乗りを上げたのは49歳の小林鷹之氏だった。小林氏が出馬表明で掲げたのは「脱派閥」。小林氏は党の刷新を求める安倍派などの当選4回以下の議員や二階派・麻生派の一部から支持を受けている。会見にも若手・中堅議員が20人以上同席。安倍派は10人が同席していた。一方、ポスト岸田の若手の代表格として常に名前が挙がってきた小泉進次郎氏はきのう、官邸で開かれた資源の再利用などに関する会議に出席。終了後、総裁選出馬についてとわれると「この場所は総理官邸ですから総裁選について触れるのは適切じゃないと思う」とし、言及を控えた。小泉氏は出馬するのかについて、政治ジャーナリストは菅前総理が後ろ盾になり立候補することになると思うと指摘。これまで、菅前総理は次期総裁に相応しい人物として、石破茂氏、河野太郎氏、加藤勝信氏、小泉進次郎氏をあげていたという。そんな中、きのうの夕方になり、菅前総理は小泉進次郎氏を推す一本にするということを幹部に伝えたという。小泉氏の出馬表明のタイミングについて、政治ジャーナリストは今週終わりか来週にかけてではないかとした。自民党総裁選は来月12日告示、27日投開票の方向で最終調整されている。