政府は新・エネルギー基本計画を公表し、2040年までに太陽光や水力などの再生可能エネルギーを4~5割にすると位置づけた。海風の強い秋田県では風力発電所が多数設置されていたが、陸上風車だけでなく洋上風車も積極的に導入されている。秋田洋上風力発電では秋田港に13基・能代港に20基を立てていて、海面からの高さ150mという位置にある。2022年12月から洋上風力発電の着手を行い、100%民間資本での大規模運転はこれが初であるとともに、秋田市の殆どをカバーできている。今後も新たに4箇所で秋田県は風力発電を進める方針。一方で発電に従事する人材や工事・運営などのペースを上げる必要があるという。洋上風力発電を巡り秋田県漁業協同組合の担当者は漁業と風車が共存するための基金を設けることで持続可能だとしている。日本は遠浅の海域が少ない中、基礎を打ち込まなくても問題ない浮体式が長崎・五島列島で戸田建設が建造し現在も稼働が続いている。