続いては千葉在住の4人家族。犬を迎えるきっかけは次女・瑠莉さんの7年越しの片思い。達郎さん一家は念願のしば犬を迎えるため保護団体の施設を訪れた。待っていたのは黒豆しば。この日が正式譲渡の日だった。名前は月乃に決まった。月乃は5歳。これまで繁殖犬としてブリーダーに飼われていた。月乃はまだ人間にも家庭生活にも慣れていなく子犬のような面もある。自宅に到着。ゲージに入れるといきなりトイレ大成功。ゲージから出すと行ったり来たりを繰り返した。抱っこも成功しとても落ち着いていた。2日目、月乃はそわそわしあちこちで、おしっこやうんちをしてしまった。朝起きたら散歩。夕方も散歩することに決めた。3日目、ハーネスをつけ抱っこで散歩。トイレもちゃんとした。次のテーマは自分の足で歩いてもらうこと。夕方、散歩に行こうとしても抱っこしての仕草をした。抱っこから下ろすと月乃ははる香さんの周りをぐるぐるまわり、抱っこの合図をした。気がかりなのは家にいてもずっと部屋の周りをぐるぐる回ること。限られた空間で飼育されると欲求が満たされずにいる行動の可能性がある。散歩などで運動欲求を満たし時間をかけて見守ることが大切。13日目、9日ぶりに父・達郎さんが出張から帰宅すると月乃は吠え始めた。15日目、月乃は父・達郎さんにも慣れた。最初は部屋のなかを1日中ぐるぐる回っていたが、リラックスして休む時間が増えてきた。
37日目、母・はる香さんから「月乃の散歩に出られていない状態。私が警戒されるようになって数日後から子どもたちが抱っこしていても暴れるようになりハーネスがつけられなくなってしまった」と連絡があった。散歩から帰ってきたときに、足を抑えながら拭いて大きな声を出してしまったという。家族一丸となって月乃を見守ること2週間。月乃は庭で自由に遊ぶ楽しさを見つけていた。
37日目、母・はる香さんから「月乃の散歩に出られていない状態。私が警戒されるようになって数日後から子どもたちが抱っこしていても暴れるようになりハーネスがつけられなくなってしまった」と連絡があった。散歩から帰ってきたときに、足を抑えながら拭いて大きな声を出してしまったという。家族一丸となって月乃を見守ること2週間。月乃は庭で自由に遊ぶ楽しさを見つけていた。