各国の大使が迎える中あいさつをされる天皇皇后両陛下の長女・愛子さま。きのう千葉・市川市の宮内庁新浜鴨場で行われたのは、各国の駐日大使らが日本伝統の鴨猟を体験する鴨場接待。愛子さまは秋篠宮ご夫妻の次女・佳子さまとともに大使らとの交流を楽しまれた。鴨場接待は渡り鳥として池に飛来する野生の鴨を伝統的な方法で無傷のまま捕獲し、標識をつけて放鳥する行事。愛子さまにとってはこの日が鴨場デビューとなる。宮内庁新浜鴨場は、皇室にとってはゆかりの深い大切な場所。過去には昭和天皇や若き日の上皇ご夫妻、少年時代の天皇陛下がともにバードウォッチングを楽しまれたことも。天皇陛下が皇太子時代にお忍びで訪れ、雅子さまにプロポーズした場所としても知られている。鴨場ではきのうハプニングが。1羽の鴨が池に逃走。ハプニングに気付いた佳子さまも見つめる中、網を持った係員が池に入り無事に捕獲。見守っていた各国の大使からは拍手が湧き起った。その後、鴨を放すための係員の説明を受けられた愛子さま。無事放鳥に成功。鴨場接待は数ある皇室行事の中でも海外の要人に喜ばれる行事。皇室解説者・山下晋司さんは「皇室関連の施設で楽しんでもらう。国際親善の一環として非常に好ましい」などと語った。