中国共産党の重要会議「三中全会」が閉会した。中国の国営メディアは、閉会後、討議の内容を総括したコミュニケを伝えた。この中では習近平国家主席が掲げる改革の全面的な深化と、独自の発展モデルを意味する「中国式現代化」を推進する方針を決定したとしている。今後進める改革として、国有企業とともに民間企業の発展を支援し、公正な市場競争を確保することや「新しい質の生産力」を推進するためのシステムの改善などに力を入れることなどを挙げている。2029年の建国80年までに改革の任務を完成させるとして、今後5年で一連の改革を完了させるという新たな目標を打ち出した。一方、会議では去年、国防相を解任された李尚福の党籍をはく奪。外相を解任された秦剛については、党の幹部である中央委員の解任を決定。