神奈川・秦野市で一度罠で捕獲され、その後山に放獣されたツキノワグマが再び市内に現れていたことがわかった。クマは今月11日から市街地近くの弘法山付近で相次いで目撃され、県が設置したセンサーカメラは13日~18日にかけて複数回クマの姿をキャッチ。これを受け、市が周辺のパトロールを強化していたところ、今月20日にクマ1頭が捕獲された。クマは体長1.36m体重101.3kgのオスのツキノワグマで、目撃情報があった個体とみられる。神奈川県内のツキノワグマは、県のレッドデータブックで絶滅危惧種の指定されていて、原則保護の対象となっている。秦野市によると、今回のケースでは人や農作物の被害がでていないことから、県のマニュアルに沿って放獣を決定。市街地から10kmほど離れた山奥に放した。しかし、3日後の23日午後8時半過ぎ、センサーカメラにクマが歩く様子が映っていた。放獣しょたツキノワグマには識別用の機器が取り付けられていて、市が確認したところセンサーカメラに映ったクマと同一個体だと判明した。岩手大学・山内准教授は「エサがないと5~10kmくらいは普通に移動してしまう。」などと話した。市は弘法山公園を一時閉鎖し、パトロール強化している。駆除するかどうかは県のルールや専門家の意見に沿って判断するとしている。
