EV事業への本格参入を打ち出している親会社「ホンハイ」のEVの車台(プラットフォーム)を活用して、シャープは車の企画や設計などを行い、数年後をめどに販売を行いたいとしている。これに合わせて今月17日から東京都内で行われる催しで、EVのコンセプトモデルを公開すると発表した。モデルはミニバンのタイプで、これまで培った液晶パネルや家電製品の技術を生かし、後部座席には大型のディスプレーを配置したほか、AI(人工知能)などで家電製品とも連携し、自宅にいるような車内空間を実現したいとしている。シャープは先月、テレビ向けの大型液晶パネルの生産を停止していて、新たな事業の柱をどう育てるかが大きな課題となっている。