ジャーマンケーキを沖縄に広めたのは1956年創業のジミー。売り場ではパイなどと並んで大きく展開され人気の商品。ジミー創業者の稲嶺盛保さんとジャーマンケーキとの出会いはアメリカ軍基地の中。軍雇用員として働いていた時に基地の中の豊かな暮らしを目の当たりにしたという。沖縄の人々がその日の食べる物に困っていた頃でフェンスの向こうの豊かな食文化は1人の青年の心を大きく揺さぶった。1956年5月に宜野湾市大山に雑貨店をオープンした店名のジミーは創業者の基地内でのあだ名だという。また盛保さんはアメリカ兵たちをアルバイトして雇い、ケーキなどの製造法を学ぶ。その時に生まれたのはジャーマンケーキだった。