今週水曜日、稲本潤一は引退会見を行った。1997年、17歳6カ月でJリーグデビューし、当時のJ1最年少ゴール記録を更新した。小野伸二らとともに1979年生の黄金世代の一人として、一時代を築き上げた。2001年には、アーセナルに移籍するなど、7つの欧州クラブでプレーした。日本人選手初のチャンピオンズリーグデビューも果たした。2002年の日韓W杯では、2ゴールをあげ、日本史上初の決勝トーナメント進出に貢献した。スポーツ中継において歴代2位の視聴率を記録した。2010年、30歳でJリーグに復帰し、コンサドーレ札幌など28年間で計12クラブでプレーした。妻の田中美保は、スタジアムでの観戦や移籍のための海外移住など、普通に生きていたら経験できなかったことを経験できて楽しかった、これからの人生も長いからともに頑張っていこうなどとメッセージを伝えた。