NHKの稲葉会長は経営委員会で議決された新年度の予算と事業計画を林総務大臣に提出した。事業計画では正確で信頼できる情報や多彩な番組を、放送とともにインターネットサービスの「NHK ONE」で提供し、コンテンツの質と量を確保するとしている。また、渋谷の放送センターで新たな報道・情報発信の拠点となる「情報棟」の本格運用を新年度前半に開始する。2027年度の収支均衡に向けて経営計画で掲げた業務の見直しによる支出削減や、受信料収入の確保、副次収入などの増収にも取り組むとしている。受信料収入は、受信契約を結んでいるにもかかわらず長期にわたって受信料をお支払いいただけていない方への対策を強化することなどで、今年度より109億円多い5910億円を確保するという。事業支出は、今年度より436億円多い6871億円。収入から支出を差し引いた事業収支差金は690億円の不足となり、経営計画に基づいて「還元目的積立金」で補填する。
