埼玉の県庁所在地の浦和の町には別所沼公園がある。大きな池を飾るようにメタセコイヤの並木道に気品に満ちた公園。その先にあるのは立原道造が構想したヒアシンスハウスがある。幅は6mで奥行きは3mの長方形の箱が土台の上にのっている。片流れの屋根でシンプルな形で立原道造が描いた現存するヒアシンスハウスのスケッチがあるがその時肉体に病魔が迫っていたという。敷地全体を捉えた平面図にはきっちり寸法をとり詩人の心と建築家の理想を精一杯書き残しディディールの一つ一つを丹念に描いている。
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