立憲民主党の代表選挙で、再選を目指す泉代表は立候補に必要な推薦人の確保に全力を挙げている。枝野前代表と野田元総理大臣はすでに推薦人の確保にメドをつけたものと見られ、支持拡大に向けた取り組みを進めている。立憲民主党の代表選挙で再選を目指す泉代表はきのう、「各議員と意見交換を続けている。党が政権を狙えるところまでやってきたことをどう評価してもらうか」だと述べた。泉氏は推薦人の確保に全力を挙げていて、きのうもリベラル系議員で作る党内最大グループの幹部と面会するなど、みずからに近い議員と共に支援を求めている。また、立候補を表明した枝野前代表はきのう、議員会館の党所属議員の事務所を回ってあいさつした。枝野氏は一般の党員向けに「インターネット媒体を通じて、私の考える人間中心の経済について見てもらえる活動を進めている」と述べたほか、今後、党所属議員の地元を回る予定でいち早く活動を本格化させている。野田元総理大臣もすでに推薦人の確保にメドをつけたものと見られ、近く立候補の意向を表明する方向で、台風10号の影響も見極めながらタイミングを調整している。野田は、政治とカネの問題の不祥事が起こらないよう「うみを出さないと政治の信頼につながらない」と述べ、選挙戦を通じて政治改革の実現などを訴える見通し。