今週7日に告示される立憲民主党の代表選挙は、これまでに枝野前代表と野田元総理大臣の2人が立候補を表明し、それぞれ視察やあいさつを重ねるなど活動を本格化させている。こうした中、小沢一郎衆議院議員は野田を支援する方針を固め、自らを中心とするグループの所属議員に伝えた。きょう野田本人と会談し、支援の方針を伝えることにしている。一方、再選を目指す泉代表が立候補の意向を固めているほか、江田元代表代行と、衆議院当選1回の吉田晴美衆議院議員も立候補に意欲を示している。3人は、きのうも自らに近い議員と対応を協議し、立候補に必要な20人の推薦人確保に向けて取り組みを続けている。ただ、党所属議員は136人で、すでに枝野氏と野田が一定の推薦人を確保していることを踏まえ、党内では3人全員が立候補にこぎ着けるのは難しいという見方がある。このため各陣営は、ほかの陣営の取り組みの実態や、立候補を断念する議員が出た場合の情勢を分析するなど、互いの動向を探り合う状況となっている。