戦後労働組合は発展を遂げた。公務員の労働組合が中心の総評や、企業系の労組の同盟などの組織が強い影響をもってきた。1989年、それらが合流し「連合」が誕生。結成当時の組合員はおよそ800万人。世界第三位の連合。細川護熙総理大臣誕生の裏には連合の働きがあった。野党が出す内閣不信任案に賛成し自民と離党する。野党結束に力を貸してほしいと小沢一郎議員は朝日新聞のインタビューに答えていた。小沢一郎と連合が手を組み非自民勢力を結束させ自民党を政権の座から引き釣りおろしたのだ。そして1998年民主党が結成。連合の支援が一本化し2009年の政権交代の後押しをした。しかし民主党は2012年安倍総裁ひいいる自民に惨敗。野党へ転落した。民進党となった2017年、立憲民主党と国民民主党に分裂したが連合はどちらの支持も続ける。その後、2年前の定期大会は芳野友子氏が女性トップに選出。与党自民党との距離を縮める動きを見せる。芳野会長は自民党本部の会合に出席、岸田総理は労組出身の矢田氏を補佐官に起用。昨日、総理は連合の定期大会に出席。立憲民主党の泉代表は政府の役割の一つだと線引を話す。