自民党は、公明党と折り合いがつかず、異例の単独で、法案を提出した。自民党の木原誠二幹事長代理は、公明党を揺さぶるためのてこにしようとしていた日本維新の会との協議が決裂したことについて、公明が乗ってこないのは意外だったなどと話していたという。田村憲久政調会長代理は、番組で、自分が公明党の立場だったら、自民党とは一緒に出したくないなどと発言した。田崎は、今回の交渉では、公明党が、実務者段階では合意しながら、上層部で意見を変えていて、自民党としては、それなりに譲歩しているという認識だなどと話した。佐藤は、当事者である自民党が事実上最後に、最も甘い案を出しても、まとまることは難しく、自民党の戦略ミスだなどとし、中長期の見通しを持った政権運営ではなく、目先のことをこなしていくことで一生懸命になっているなどと話した。参議院では、自民党は単独過半数にいかないため、公明に加え、日本維新の会の協力を得ようとしていたが、自民党と日本維新の会の交渉が頓挫した。日本維新の会は、立憲民主党に接近していて、立憲の安住氏は、野党が一致し、そこに公明党を加えて、自民党に譲歩を迫る形がベストだとした。佐藤は、日本維新の会を取り込もうという自民党の見通しが甘く、現状では、総理のリーダーシップを発揮するかどうかが注目され、自民党が厳しい法案を打ち出すことが求められるなどと話した。田崎は、来週半ばに、合意案がまとまるとみられ、順調にいけば、来週金曜日までに衆院を通過するのではないかなどと話した。