これまで議員との会食をあまりしてこず自らをケチを評価した石破総理大臣。今月3日に総理公邸で行われた会合で、新人議員15人に対し10万円相当の商品券をお土産として配っていた問題。一昨日急遽取材に応じた石破総理は、ボケっとマネーから慰労のつもりで渡したと説明。政治活動の寄付ではないため政治資金規正法上の問題に当たらない、自分の選挙区の人もいないため公職選挙法にもあたらないとし、違法性はないと強調。国会では昨日、石破総理に激しい追及が。口火を切ったのは自民党議員だった。反省も口にしたが、身内からも強い批判を受けた。その訳は、この問題に先立って高額療養費をめぐる判断のブレに自民党内からも批判が出た。今週退陣要求が出る自体にまで発展。そこに新たな問題が起き批判が強まったという。もう1つは選挙が近い理由。去年の衆院選は裏金問題で惨敗した。この夏に参院選を控えており、選挙に出る議員を中心に「石破総理では戦えない。今変えないと大負けする」という声が強まっている。商品券を受け取った新人議員15人は殆どが返却したと回答。