皇室典範改正法案をめぐって、旧宮家から皇族の養子となる人の子に皇位継承資格を与えることは、与野党各党が衆参両院正副議長のもとまとめた立法府の総意にはない内容で、野党側はけさも強く反発した。立憲民主党・水岡代表は、騙し討ちのように提示する政府与党に怒りを禁じ得ない、立法府と政府の信頼は大きく損なわれたと言わざるを得ないなどとした。自民党内では、まもなく皇室典範改正案が了承される見通し。同じ与党の日本維新の会との合意を目指していて、政府はあすにも皇室典範改正案を国会に提出したい考えだ。維新の藤田共同代表は、政府案に明記された養子の対象を15歳以上としている点について、修正を求めている。維新はきょう午後、党内で会議を開くが、与党内でも綱渡りの議論が続いている。国会では、与党が先週、定数削減法案と副首都関連法案の審議入りを決めたことなどに、野党側が強く反発し、すべての審議に応じない構え。会期末まで3週間をきるなか、国会は緊迫の度合いを強めている。
